よくある質問

お墓に関して、よくあるご質問をまとめました。
お墓を建てる際、お問い合わせをする前の参考にご利用ください。

お墓を建てる時期は?
お墓を建てる時期に特に決まりはありませんので、いつ建ててもいいというのが答えです。一般的に百か日、一周忌などの忌日にあわせてというケース、あるいは春秋のお彼岸やお盆などの行事にあわせてという場合が多いようです。また、最近では寿陵(じゅりょう)といって、生前にお墓を建てる方も増えています。
自分の代で、お墓の跡取りがいなくなる…
このような場合、お墓は無縁墓となっています。
無縁墓とは法律上「葬られた死者を弔うべき縁故者がいなくなった墳墓」を指します。民間の霊園やお寺の墓地では、10年以上管理料を納めないと無縁墓とされることが多いようです。霊園でやお寺ではこのような場合、法律上の手続きを経た上で最終的に無縁墓の遺骨をお墓から取り出し、無縁・永代供養塔や万霊塔などに納めます。
近年では、核家族化の進行や少子化などの影響で無縁墓が増えています。こうした時代を背景として、その受け皿となっているのが永代供養墓です。
永代供養墓のご案内もできます。お気軽にご相談ください。
お墓の仕組みってどうなっているの?
日本の伝統的なお墓の和型では基本的な構造に決まりごとがあります。
和型のお墓では仏教の考え方がその形に反映されており、3つの石で構成されます。一番上は「仏石(ほとけいし)」で棹石(さおいし)とも呼ばれ、この部分に仏の格の文字を刻みます。本来、仏石に刻む資格のある文字は、仏の名前(南無阿彌陀仏・南無妙法蓮華経など)、梵字などの仏種子、戒名、法名などです。
詳しくは「お墓を知る」のページをご覧ください。
永代使用権って何?
一般的に墓地を購入するといった表現がされますが、とはいっても土地を買うわけではありません。購入するのは墓所を使用する権利で、このために支払う費用を永代使用料といいます。
なお、改葬などで使用権を返還しても永代使用料は戻りません。また、この権利を転売することもできません。
お墓にかかる費用は?
お墓にかかる費用は、永代使用料、墓石代、管理費に分けられます。
墓石代は墓石(付属品などを含む)の費用の他に工事費がかかります。墓石の値段は石の大きさと種類で数十万円から一千万円以上といわれますが、価格が高ければ品質が良いとは一概に言い切れません。その理由のひとつとして、石の種類により採れる量に差があり、その多い少ないによって価格が決まってくるということがあげられます。
永代使用料、管理料は各お寺様、管理者様にお問い合わせください。
墓地の種類は?
墓地には、大きく分けて公営の霊園と民営の霊園、お寺の墓地の3つの種類があります。
このうち、公営の霊園は市営墓地など、都道府県や市町村が管理運営します。また地域や自治会などが実質的に管理する墓地(村墓地とか野墓地などと言われます)も公営の霊園の一種です。
石材店の選び方は?
お墓の購入は一生に一度あるかないかのことですから、信頼のおける石材店を選ばなければなりません。「石材店はどこも同じ」という見方もありますが、決してそんなことはありません。
石材店が実際に手がけたお墓を見せてもらうといいでしょう。技術やデザイン力などに自信を持っている石材店なら、積極的に手がけたお墓を見せてくれるはずです。その際に、そのお墓が建立して何年経過しているのか聞いてみると、どのくらい劣化(石によって劣化の進み具合はことなります)しているかの参考になります。
お墓の購入に当たっては事前に見積書をもらいましょう。その際、あいまいな点がないか、詳細な内容が記載されているかなどをチェックしてください。見積書と請求額が異なる可能性があるのか、あるとすればどのような要因によるのかなども、事前に聞いておきましょう。
良い石材店を選ぶことが良いお墓を選ぶことであると言っても過言ではありません。
お墓は、建墓後、代替わりしても使い続けるものです。長く信頼を持って付き合える石材店をご選択ください。
石の種類は?
墓石に使用する石は100種以上にのぼります。
石の種類は、庵治石(あじいし)・真壁石(まかべいし)などの国内産が代表的な石種です。最近では中国産やインド産、スウェーデン産など、その他の国の銘石も用いられます。墓石に用いられる石の色は地域差がありますが、一般には、黒、白、グレー、グリーン、赤などが用いられます。価格も石種によって大きく異なりますが、あまり安い石を用いると雨水を吸収して変色したり、劣化するなどの問題が起こります。墓石は50年、100年と保つものを使用していただきたいと思いますので、石の種類については当社にご相談ください。
なお、石の価格は石種と才数(石の量)、加工の内容によって決まります。
お墓の形は?
お墓の形は、和型、洋型、デザイン墓石の3つに大別されます。
和型は一般的に上から順に棹石、上台、中台、芝石が積み上げられています。これに水鉢、花立て、香炉がせっとになっています。
洋型は一般にオルガン型と言われる横長で奥行が薄く、前面の上部に傾斜がついています。この洋型の延長線上いあるのがデザイン墓石で、ヨーロッパの墓地でよく見受けられますが、日本でも近年このような墓石が急速に増えてきました。
デザイン墓石は、故人の趣味や想いなどを表現した自由な発想のデザインが特徴の個性あふれる墓石です。世界にひとつしかないお墓として、オリジナリティを追求する人々に好まれています。
佐藤石材店では、お客様のご希望に合わせてデザイン・設計を行いますので、オリジナルデザインをご要望のお客様はぜひご相談ください。
お墓の彫刻って何?
お墓に彫刻される文字といえば、○○家の墓などが一般的ですが、宗教や宗派によって独自の文字を入れるケースもあります。ただ、最近は故人への想いなど、自由な文字や詩文を彫刻する墓石も増えています。
お墓を建てる時に必要な手続きは?
生前にお墓を建てるときには墓地の契約や管理規定などのほかに特別な許可等は要しませんが、実際に納骨される時には埋葬許可が必要になります。お墓に納骨をする際には、死亡届を提出した市町村役場で交付される火葬・埋葬許可が必要です。許可証に火葬済との認印を受けたものが埋葬許可証になります。この許可証を墓地の管理者に提出することで、埋葬が可能になります。
開眼法要とは?
お墓は建てただけではただの石の塊にすぎません。開眼法要によって仏の魂を迎え入れることによって、初めて礼拝の対象である石塔となります。
お墓の改葬や移転はどうやるの?
一度埋葬したお墓を他のお墓に移すことを改葬といいます。この場合には法律の規定による手続きが必要です。詳しくは「お墓のお引っ越し」についてのページをご覧ください。