お墓の継承について考えたこと

先日、都営多磨霊園へ足を運ぶ機会がありました。仕事柄様々な墓地を拝見させていただくのは、いつも多くの発見があり勉強になります。

個人的な楽しみとしては、著名な方々のお墓にお参りできることがあります。今回は特に、かねてから一度お参りしたいと思っていた芸術家の岡本太郎さんのお墓にお伺いすることができ感動しました。

岡本太郎さんのお墓は、ご家族皆様が芸術家ということもあり、他のお墓とはちょっと違う佇まいです。それぞれの墓石の配置もさることながら、床面をタイルのように石張りされているのが印象的で、庭のようであり、公園のような、お参りに訪れる人を迎え入れてくれるような、リラックスした雰囲気を感じました。

広い墓所内を見て回る中で、改めて考えさせられたのは「お墓の管理」についてです。

これからお墓を建てようと検討されている皆様には、ぜひこの点について考えていただきたいです。それは、中期的な視点で見たときに、「お墓の管理をするのは誰なのか」ということです。最近は永代供養墓に合祀も増えています。

広い墓地に、ご自身の好きな木やお花を植え、折々の美しい花が咲くのは気持ちのいいものです。でも、それらの草木の手入れをする人がいなくなってしまうと、お墓は荒れてしまいます。
また、お墓参り、先祖を供養するという気持ちの継承も必要だと思います。
私は祖父母の命日、お彼岸お盆にはお墓参りをしますが、それも父母がそうしてきたからだと思います。

岡本太郎さんのお墓は個性際立つデザインでありながら、お参りしやすく、管理しやすい作りだったのでこれからのお墓つくりの課題を見た気持ちになりました。

私たちは、皆様が安心して大切なご先祖様をお祀りできるよう、お墓に関する様々なご相談を承っております。皆様にとって最善の解決策をご提案できるよう、これからも真摯に向き合ってまいります。

お墓のことで何かご不安なこと、お困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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